CATVの配信方式
CATVの配信方式の種類
地上デジタル放送のCATVによる配信には以下の 3つの種類があります。・同一周波数パススルー方式
・周波数変換パススルー方式
・トランスモジュレーション方式
それぞれの方式で周波数等が異なり、CATV対応機でないと
受信できないテレビやデジタルチューナーもありますので
地デジ製品を購入される際には注意が必要です。
同一周波数パススルー方式
ケーブルテレビ局が受信した地上デジタル放送を、
同じ周波数、変調方式のまま、その局のケーブルテレビ網に
地上デジタル放送する方式を同一周波数パススルー方式といいます。
したがって、ケーブルがきている家庭なら屋内の
壁などにあるCATVの同軸端子を地上デジタル放送対応テレビや
デジタルチューナーといった受信機と接続するだけで視聴可能になります。
パススルー方式(周波数変換パススルー方式も含む)は、
地域難視・建造物難視の対策としても利用されていることもあり、
その場合の多くは利用料が無料となっています。
地上デジタル放送の再送信サービスを既に開始している
CATV事業者からアナログ放送を受信しているのであれば、
その事業者と契約をしなくても、地上デジタル放送受信機を
つなぐだけで地上デジタル放送が受信可能であるかもしれません。
周波数変換パススルー方式
ケーブルテレビ局が受信した地上デジタル放送の
チャンネルを低い周波数に変換して、その局のケーブルテレビ網に
スルー配信する方式を周波数変換パススルー方式といいます。
CATV事業者には、伝送経路の帯域の上限を
250MHzや450MHzに制限している場合があり、
地上デジタル放送で利用される470MHz以上の
UHF帯がカットされてしまいます。
そのために、カットされてしまう帯域を低い周波数に
変換して送信する必要があります。
この方式の場合、アップコンバーターと呼ばれる機器を
経由して周波数を元に戻すか、もしくはUHF帯以外の
帯域(VHF帯など)でも受信できる地上デジタル放送対応
テレビやデジタルチューナーを用意する必要があります。
トランスモジュレーション方式
ケーブルテレビ局が受信した地上デジタル放送を、
通常利用される変調方式のOFDMから64QAMという
ケーブルテレビに適した方式に変換して送信する方式を
トランスモジュレーション方式といいます。
特殊な信号に変換されて配信されるため、
一般のテレビ等で視聴可能にするためにはCATV専用の
STB(セットトップボックス)を経由して通常の変調方式(OFDM)に
変換しなおす必要があります。
そのため1台のテレビに1台のSTBが必要となり、
家庭で複数台のテレビで地上デジタル放送を視聴するためには
テレビの台数分のSTBが必要となってきます。